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先進医療と選定療養

​白内障における先進医療とは

令和2年4月まで利用できた先進医療

先進医療とは厚生労働大臣の承認を受け通常の保険診療と併用できる治療です。当院は厚生労働省に定められた先進医療「多焦点眼内レンズを用いた水晶体再建術」の認定施設となっており、これまで多くの方に多焦点眼内レンズを用いた白内障手術を行ってまいりました。民間保険会社との契約内容に先進医療特約が含まれる患者様に限り費用的な負担が軽減されるという制度でしたが、令和2年4月からは先進医療の対象外となり、多焦点眼内レンズを用いた白内障手術は、原則「自由診療」または「選定療養」で行われることとなりました。

​白内障手術における選定療養とは

日本で認可された多焦点眼内レンズは選定療養に

白内障手術における選定療養とは、手術の技術料は保険診療で行い多焦点眼内レンズ費用等については自由診療で行う、というものです。原則、厚生労働省は保険診療と自由診療(保険外診療)の併用を禁止していますので、保険外診療である多焦点眼内レンズを用いた白内障手術はこれまで手術の技術料も100%自己負担でした。これが選定療養により日本で認可された多焦点レンズは一部負担(3割など)となるため、皆様が負担する総額が低減します。

【例】1割負担の方の場合(みやざき眼科)
これまで:自由診療…片目50万円(術前検査や術後3ヶ月の検査薬剤費用含む)
    →選定療養…片目約31万5千円(保険診療分+差額レンズ費用等30万円)

 ※差額レンズ費用等の価格は、各医療機関により異なります。

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これまで保険で認められず高額な自由診療であった「多焦点眼内レンズ」がこの制度により費用を抑えて受けていただけるようになりました。

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