top of page
白内障とは
白内障とはどのような病気なのか
白内障は水晶体が濁る病気
白内障とは、眼の中の水晶体が濁ってしまう病気です。水晶体とは、目の中でカメラのレンズのようなはたらきをする組織で、外からの光を集めピントを合わせます。レンズの曇ったカメラがピンボケのような写真になるのは、不透明なレンズによりカメラ内部で光が拡散してしまい、フィルムに焦点が結ばれないからですが、これは我々人間でいうところの白内障の症状と同じと言えます。白内障は、放置しなければ基本的に失明に至る病気ではありません。しかし一度発症すると薬で治ることはなく最終的に手術をする以外の方法がありません。手術では濁った水晶体を取り除き、その代わりに人工の水晶体(眼内レンズ)を挿入します。この白内障手術は、年間約140万件行われています。
白内障の4つのタイプ
白内障の種類は濁っている箇所や状態によって4つに分類されます。核白内障、皮質白内障に比べ、後嚢に近い部分の皮質が濁る後嚢下(こうのうか)白内障では、自覚症状がより強く感じられます。
核白内障
水晶体の核(中心)が硬化し濁る白内障。
皮質白内障
水晶体を覆う皮水晶体皮質が濁る白内障。
前嚢下白内障
水晶体の前側にあたる前嚢近辺が濁る白内障。
後嚢下白内障
水晶体の裏側にあたる後嚢近辺が濁る白内障。水晶体嚢の後ろ側がまんべんなく濁ることで、早期から見え方が強く悪化します。また、進行がはやく、症状を自覚した数ヵ月後には激しく視力が低下することもあります。
bottom of page